札幌ではたらく情シスのブログ

札幌で働く情シス/社内SEです。3DやxR・ドローンにはまっています。中小企業診断士試験受験生。

ひとり情シスが休むために選ぶ「作れるけど、作らない」

ひとり情シスが休むために選ぶ「作れるけど、作らない」

有給の申請画面を開いて、そっと閉じる

金曜の夕方、なんとなく有給の申請画面を開く。来週の火曜あたりなら行けるかもしれない、と思ってカレンダーを眺める。

火曜は新入社員2名のアカウント作成、水曜は返却PCのキッティング、月末は資産の棚卸し。そして頭の片隅で声がする。「あのバッチ、火曜の朝に落ちたら誰が見るんだ」。

結局、申請画面はそっと閉じる。ひとり情シスをやっていると、この動作だけが妙に上手くなっていく。

採用は出している。でも、決まらない

求人はずっと出している。それでも情シスの採用は本当に難しい。

理由は薄々わかっている。まず、求められる範囲が広すぎる。ヘルプデスクからネットワーク、SaaS管理、セキュリティ、監査対応、たまに複合機の紙詰まりまで。求人票に全部書けば誰も応募してこないし、絞って書けば入社後の現実とズレる。

そして、候補者の技術を評価できる人が社内に自分しかいない。面接官も自分、上司候補も自分、同僚候補も自分。何度やっても、この構図は落ち着かない。

さらに「ひとり情シス」という言葉自体が、転職市場ではやや警戒される単語になっている。地雷になりうる理由を、こちらが一番よく知っているのがつらいところだ。

ひとり情シスで本当にきついのは、この2つ

技術的に難しい仕事がきついのではない。きついのは、たぶんこの2つだけだ。

1つ目は、相談できないこと。

「このSaaS、SSO必須にするか」「このPC、いったん隔離するか」「この申請、例外を認めるか」。判断そのものより、決めた責任が全部自分に返ってくることが重い。合議にすれば正解が出るわけではないけれど、少なくとも一人で背負わなくてよくなる。その「一人で背負わなくていい」が、ひとり情シスにはない。

2つ目は、休めないこと。

止まったときに動ける人が自分しかいない。旅行先で電波を確認してしまう、あの落ち着かなさは経験した人にしかわからないと思う。

休むために必要なのは、実は「作らないこと」

何年かやってきて、たどり着いた結論がある。休むために必要なのは、引き継ぎ資料でも自動化でもなく、作らないことだった。

何かを作ると、必ず属人性が生まれる。

GASで組んだ申請フロー。PowerShellのキッティングスクリプト。棚卸し用に育てすぎたExcelマクロ。作った瞬間は社内の英雄になれる。「便利になった」「さすが」と言われる。

でも半年後、それは静かに重りに変わる。「これ、動いてはいるけど、中身をわかっているのは自分だけだよな」と。ドキュメントを書いても、結局直せるのは自分だ。作れば作るほど、自分の休みが減っていく。

だから、作れるのに作らないという選択肢を持てるかどうかが、ひとり情シスの寿命を決めると思っている。技術がある人ほど、つい作ってしまうのだけれど。

現場でやっている3つの工夫

1. 「標準機能でできる80点」を選ぶ

自作すれば100点にできるとしても、SaaSやIdPの標準機能で80点なら標準機能を採る。細かい不満は残るが、ベンダーが直してくれる仕組みは、自分が寝ている間にも直る。自作した100点は、自分が起きているときしか直らない。

2. 作るのは「止まっても事業が止まらないもの」だけ

自分の作業を楽にするスクリプトはどんどん作っていい。壊れて困るのは自分だけだからだ。

一方で、入社処理、権限付与、認証、請求まわりのような「止まると事業が止まる」場所は自作しない。ここはお金を払って外に預ける。予算の相談をするときは、機能の話ではなく「自分が休めない理由」として説明するようにしている。属人化のコストは、退職リスクという言葉にすると経営層にも伝わりやすい。

3. 相談先を社外に持つ

社内に相談相手がいないなら、社外に作るしかない。情シス系のコミュニティ、勉強会、導入ベンダーの担当者。「うちはこうしてます」が一言聞けるだけで、判断の重さは半分になる。

一人で責任を取る構造はすぐには変えられなくても、一人で考える状態は今日から変えられる。

もし自分が転職する側なら、面接でこれを聞く

採用が決まらないまま候補者と話していると、逆の立場もよく考える。自分が受ける側なら、聞きたいのはこの3つだ。

  1. 「情シスが止まったとき、誰が代わりに動きますか」——人数より、こちらのほうが実態がわかる
  2. 「社内で自作されているツールはどれくらいありますか」——属人化の在庫量がわかる
  3. 「情シスの予算は、誰がいくらで決めていますか」——決裁ラインの近さは働きやすさに直結する

「情シスは何人ですか」だけでは、入社後にまた一人になる未来を防げない。

まとめ

作らないのはサボりではなく、設計だと思っている。……と、偉そうに書いておきながら、今日も気づいたらスプレッドシートに関数を仕込んでいた自分がいる。手が勝手に動くのは、もはや職業病かもしれない。

それでもまずは、来月どこかで1日だけ有給を取ってみる。その日に何も落ちなければ、それは「作らなかった判断」が正しかったという、いちばん静かな成果報告になる。

そして願わくば、来年の今ごろは、この記事を隣の席の同僚と笑いながら読んでいたい。求人票、もう少し書き直してみます。

「Excelでできるでしょ」に何回心を折られたか

「Excelでできるでしょ」に何回心を折られたか

「その業務、ツール入れれば月20時間は浮きますよ」

胸を張って提案した資料を、部長がひと言でひっくり返す瞬間がある。

「うーん、それ、Excelでできない?」

情シスあるあるの中でも、地味にボディブローのように効いてくるのがこれだ。殴られた側は毎回同じ場所を押さえてうずくまっているのに、殴った側は毎回初めて言ったみたいな顔をしている。そして翌月、また似たような提案書を作り直している自分がいる。会議室を出た瞬間、資料をそっと閉じて「まあ、いつものことか」とつぶやくのも、もはや一種の儀式になっている。

「Excelでできるでしょ」が飛んでくる瞬間

たとえば申請フローの電子化。紙とハンコで回っている稟議を、ワークフローツールに乗せませんかと提案する。承認漏れも防げるし、どこで止まっているか一目でわかる。悪い話ではないはずなのに、返ってくるのはだいたいこれだ。

「今のExcel台帳で十分回ってるよね?」

資産管理システムの導入を打診したときも同じだった。PCの棚卸しのたびに現場を走り回り、シリアル番号を目視で確認し、誰が今どの端末を使っているか分からなくなる。そのつらさを訴えても、「一覧表があるならいいじゃない」の一言で片づけられる。一覧表、確かにある。更新が半年止まっているだけで。

極めつけは、月末に発生する集計作業をRPAで自動化しようと提案したときだ。人手を介さなければ入力ミスも減り、担当者の残業も減る。データも用意して説明した。返ってきたのは「今の担当者、慣れてるから大丈夫でしょ」だった。慣れているのと、消耗しているのは、実は同じ意味だったりする。

なぜ「Excelでいいでしょ」は繰り返されるのか

経営層や他部署から見ると、Excelは「すでに払ったコスト」であり、新しいツールは「これから払うコスト」だ。目に見える請求書が発生する話には敏感になるのに、情シスが毎月何時間も台帳更新や手作業の集計に溶かしている工数は、誰の見積書にも載らない。見えないコストは、存在しないコストとして扱われがちだ。

加えて、現場の苦労は数字にしないと伝わらない。「大変なんです」だけでは感想文で終わってしまう。決裁権を持つ人が欲しいのは、体感ではなく比較できる数字だ。情シス側は日々の苦労が当たり前になりすぎて、それをわざわざ数字にする発想自体を忘れがちでもある。さらに言えば、「Excelでもできる」は事実として間違っていないことが多いのもややこしい。できるかできないかの話ではなく、その裏でどれだけの人の時間と神経がすり減っているかという話をしているのに、噛み合わないまま会話が終わってしまう。

現場でやっている工夫

心が折れっぱなしでは仕事にならないので、ここ数年でいくつか型ができてきた。

1. 工数を時給換算して見せる
「棚卸しに年間120時間、時給換算で◯万円かかっています」と数字にすると、急に会話の温度が変わる。感情論ではなく経費の話にすり替えるのがコツだ。ついでに「このまま放置すると来年はもっと増えます」と一言添えると、緊急度も伝わりやすい。

2. 無料枠・低コストでまず小さく試す
いきなり本格導入の稟議を通そうとすると、金額の大きさだけで却下される。無料プランや数千円のSaaSで一部署だけ試験運用し、実績を作ってから広げる方が話が早い。小さく始めて、小さく成功する。これに尽きる。

3. 巻き込む部署を増やしておく
情シス単独の要望だと「情シスのわがまま」に見えてしまう。実際に業務で困っている現場の担当者を一緒に連れて説明すると、説得力が一段違ってくる。「困っているのは情シスだけではない」という事実が、思った以上に効く。

それでも通らないこともある。そういうときは、また来年の予算会議まで、心の中にそっとしまっておく。

まとめ

「Excelでできるでしょ」は、悪意から出てくる言葉ではないのが厄介なところだ。むしろ「まだそんなに困ってなさそう」に見えているという、ある意味では平和な証拠でもある。

とはいえ、折れかけた心を何度も立て直しながら数字を作り、味方を増やし、小さく実績を積む。地味なようで、それこそが情シスの本業なのかもしれない。今日もExcelの新しいシートを一枚追加しながら、来年こそはと心の中でつぶやいている情シス担当者は、きっと私だけではないはずだ。

「PCが重い」は全部情シスのせい ヘルプデスクあるある

「PCが重い」は全部情シスのせい ヘルプデスクあるある

「パソコンが重いんですけど」

このひと言、情シスなら1日に一度は聞く。そして駆けつけて画面を覗き込むと、大体タスクバーの隅に見慣れないアイコンが並んでいる。フリーのPDF編集ソフト、謎の圧縮・解凍ツール、「PC高速化」を謳う常駐アプリ……。「あ、これですね」と口には出さず、心の中でそっとため息をつく。情シスあるあるの王道である。

「重い」の犯人はだいたい本人

不思議なことに、「PCが重い」と訴えてくる人に限って、よくわからないアプリやアドオンを自分でインストールしている確率が異常に高い。フリーのPDF編集アプリ、ファイルを圧縮したり解凍したりするだけのツール、ブラウザの謎の拡張機能。どれも「無料だから」「なんとなく便利そうだから」という理由で入れられていて、常駐してバックグラウンドで動き続け、気づけば起動時間もメモリ使用量もじわじわ悪化している。

正直なところ、今のWindowsは標準機能だけでかなりのことができる。PDFの閲覧や簡単な注釈はブラウザやWindows標準のビューアで足りるし、ファイルの圧縮・展開もエクスプローラーの右クリックで十分事足りる。それなのに、検索エンジンで「PDF 編集 無料」と打った結果の上位に出てきたアプリを、深く考えずにインストールしてしまう。悪気はまったくない。ただ「便利そうだったから」なのだ。

なぜこの現象は繰り返されるのか

これが起きる背景には、いくつかの理由がある。

  • 標準機能の存在が知られていない:Windowsに何ができるか、そもそも誰も教えてくれない。マニュアルを読む人は稀で、困ったらまず検索、検索結果のアプリをインストール、が一番手っ取り早い解決策になっている。
  • 「無料アプリ=安全」という誤解:ストアやダウンロードサイトに載っているというだけで、なんとなく信頼できるものだと思われがちだが、広告表示や余計な常駐プロセスを抱えたアプリも少なくない。
  • インストールのハードルが低すぎる:管理者権限を絞っていない環境だと、誰でも好きなタイミングで好きなアプリを入れられてしまう。ブレーキ役が不在なのだ。

そして厄介なのは、こうしたアプリが原因だと本人にはまず伝わらないこと。「重い」の原因が自分の行動にあるとは思っていないので、「情シスがちゃんとPCを整備してくれない」という認識で終わってしまう。冤罪も甚だしいが、これもまたあるあるである。

さらに言えば、こうしたアプリは一つ入れて終わりではないことが多い。「圧縮ソフトを入れたついでにPDFも編集したくなって、また別のアプリを入れる」というように、一度ハードルを越えると芋づる式に増えていく。気づけばスタートアップに常駐アプリが5つも6つも並んでいて、電源を入れてからデスクトップが使えるようになるまで数分かかる、という状態になっているPCも珍しくない。本人は「前から遅い気がする」くらいにしか思っていないので、原因究明は毎回振り出しから始まる。

現場でやっている工夫

とはいえ、愚痴っているだけでは何も変わらないので、現場ではそれなりに対策を積み重ねている。

  1. 標準機能でできることを周知する:PDFの簡易編集やファイル圧縮など、よくある「困りごと」に対してWindows標準機能でできる操作をまとめた社内向けの簡単な手順書を配布する。地味だが、意外と効果がある。
  2. インストール可能なアプリを制限する:管理者権限を絞り、業務で必要なソフトは申請制にする。多少手間は増えるが、野良アプリの流入を大きく減らせる。
  3. 定期的な棚卸しでこっそり掃除:キッティングや定期メンテナンスのタイミングで、明らかに不要な常駐アプリを見つけたら本人に確認のうえアンインストールする。角が立たないよう、あくまで「PCの調子を見ていたら見つけたので」という体で。

これらを組み合わせると、「重い」問い合わせの体感件数はじわじわ減っていく。ただし新しい無料アプリは次々に生まれてくるので、いたちごっこが終わることはない。

まとめ

「PCが重い」の裏には、大抵ちょっとした野良アプリが潜んでいる。それを見つけて心の中でため息をつきつつ、表向きは笑顔で対応するのが情シスの日常だ。標準機能で十分足りる時代になったはずなのに、便利そうなアプリの誘惑にはみんな弱い。人のことは言えない、自分もつい「これ便利そう」でアプリを増やしがちなので、あまり偉そうなことは言えないのだが。今日も画面の端の見慣れないアイコンを横目に、そっとサポートに向かうのである。

GCP上に構築したBitnamiのWordPressで「このサイトで重大なエラーが発生しました。」

いつの間にか、GCP上に構築したBitnamiのWordPressで「このサイトで重大なエラーが発生しました。」というエラーが発生していました。

 

このエラーが出ているので、管理画面に入ることもできない状態です。

 

GCP上に構築した複数のWordPressが同様の状態だったので、GCP上の環境の問題のようです。

 

これらのWordPressは、GCPのマーケットプレイスで「Bitnami」を使用して構築したものです。

 

GCP上で対処

仕方がないので、GCP上で対処を行います。

Google Cloudのダッシュボードに入り、Compute Engineの管理画面を開きます。

 

コンソールを開くために、該当VMのSSHを開きます。

今回はブラウザウィンドウで開きました。

 

ブラウザでのSSHによるVMへの接続を許可します。

 

Debian上に構築されているようです。

 

おそらくプラグインが原因だと思うので、プラグインフォルダをリネームしてプラグインの無効化を行います。

 

入力コマンドは以下の通り。

---------------------------------------------------

# WordPressのプラグインフォルダまで移動

user@name-vm:~$ ls
apps  stack

 

user@name-vm:~$ cd apps

 

user@name-vm:~/apps$ ls
bitnami  phpmyadmin  wordpress

 

user@name-vm:~/apps$ cd wordpress

 

user@name-vm:~/apps/wordpress$ ls
bin  bnconfig  conf  htdocs  licenses  tmp

 

user@name-vm:~/apps/wordpress$ cd htdocs

 

user@name-vm:~/apps/wordpress/htdocs$ ls
index.php        wp-admin              wp-config-sample.php  wp-links-opml.php  wp-settings.php
license.txt      wp-blog-header.php    wp-content            wp-load.php        wp-signup.php
readme.html      wp-comments-post.php  wp-cron.php           wp-login.php       wp-trackback.php
wp-activate.php  wp-config.php         wp-includes           wp-mail.php        xmlrpc.php

 

user@name-vm:~/apps/wordpress/htdocs$ cd wp-content

 

user@name-vm:~/apps/wordpress/htdocs/wp-content$ ls
index.php  ip-geo-api  languages  plugins  themes  upgrade  uploads

 

# プラグインフォルダをリネーム(管理者権限)

user@name-vm:~/apps/wordpress/htdocs/wp-content$ sudo mv plugins plugins_bk

 

user@name-vm:~/apps/wordpress/htdocs/wp-content$ ls
index.php  ip-geo-api  languages  plugins_bk  themes  upgrade  uploads

 

上記の通り、プラグインフォルダをリネームしたところトップ画面が表示されました。

また、管理者画面にも入ることができました。

 

プラグインがすべて無効化されている状態なので、一つづつプラグインを追加していきます。

 

すると、「WP-Stateless」を再インストールしようとすると、PHPのバージョンによりエラーが表示されました。

 

どうやら原因は「WP-Stateless」だったようです。

それであれば、GCP上のWordPressだけこのエラーが出ているのに納得です。

 

PHPのアップデートか、このまま「WP-Stateless」を使用しないで運用するかにしたいと思います。

 

 

 

社内SEの転職で、意外に評価されるのは「雑用力」

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意外に評価される「雑用力」

社内SEの面接を受けていて、意外に評価されることが「雑用力」です。雑用力というのは、文字通り雑用をこなす力のことです。

 

社内SEの面接を受けていると、よくこのような質問をされました。

 

「社内SEの仕事は、雑用も多いですが大丈夫ですか?」

 

「机に座っているシステムを組むだけではなく、電話対応や社内ヘルプデスク作業もありますが大丈夫ですか?」

 

このような質問は、「SIerから社内SEになっても大丈夫か?」を試す質問といえます。SIerから社内SEに転職して後悔しがちな点として、「雑用が多すぎて、システム開発に携わる時間が少ない」ということがあります。

 

社内の何でも屋さん

社内SEの業務は多岐に渡ります。もちろん、社内システムの企画・開発も行いますが、運用が大部分を占めるほか、電話対応による社内ヘルプデスクや帳票作成などの作業があることがほとんどです。さらに、一人か二人しかいない中小企業の社内SEは、総務や現場作業のヘルプを求められることも少なくありません。

 

このような実態を理解せずに、「新システムの企画や開発をしたい」と思って社内SEに転職すると、がっかりしてしまうかもしれません。大規模な新システムというのは数年・数十年に一回くらいしかないと思っていたほうがいいでしょう。

 

その点を十分に理解し、「それでもかまわない。」という姿勢で社内SEの面接に望むと、評価される可能性があります。このような質問をされたときに、自分が行ってきた「雑用作業」の具体的な例を挙げ、「そのような作業をすることを厭わない」という姿勢をアピールするといいでしょう。

社内SEになって後悔しがちな3つのこと

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SIerから社内SEに転職してずいぶんと経ちます。今思うとSIerの生活もそれなりに勉強になったし、サラリーもよかったなあと回顧しています。たぶん過去のことは美化される傾向にあるので、実際SIerに戻ったら、「やっぱり社内SEのほうがいいや」と思うかもしれませんが(笑)

 

社内SEの友人と話していると、一定の割合でSIerから社内SEへ転職したことに後悔している人がいます。やはり、社内SEはシステムエンジニアとはいえ仕事が多岐にわたるので、「思っていたのと違う!」というパターンが多いようです。

 

今回は、SIerから社内SEに転職して後悔しがちなポイントをまとめてみました。

 

1.雑用が多い

一番多い後悔ポイントはこれな気がします。

 

社内SEは社内のヘルプデスクですから、毎日たくさんのことを質問されます。社内にはITに疎い人も居ます。そんな人からくだらない質問をされることがストレスになるというエンジニアが多いようです。

 

また、システム以外のこともよく聞かれます。「なんとなくシステムっぽいから。」という理由でコピー機の修理を頼まれたり、電気配線について聞かれるということもよくあります。勿論まったくわからないことなので、専門の業者に問い合わせたり、自分で調べてなおすこともあります。慣れていない人は「何で俺が…」と思ってしまうのかもしれませんね。

 

結局のところ、社内SEは多くの雑用を頼まれることが多いです。全くシステムに関係のない仕事もやらなければならないのです。電話にもでなければならないし、来客対応もだってあります。

 

雑用が嫌な人は、社内SEにはならないほうがいいですよ。

 

2.開発時間が少ない

前項を踏まえて、これも多くのひとが後悔しがちなポイントです。
雑用が多いため、画面に向かって仕事する時間が少ないのです。

 

また、新規開発の少なさにもがっかりする人が結構居ます。社内SEの業務は、運用がほとんどであり、新規開発やシステム改修は数年に一度くらいということがよくあります。

 

よくよく考えてみればわかるのですが、ひとつの会社が新規のシステムをぽんぽん作るということはあまりないことですよね。数年に一度リリースされたシステムを運用し、改修し、長生きさせるのが社内SEの仕事です。ですから、開発の時間は意外に少ないのです。どちらかというと運用テストのほうが多いのですよ。

 

さらには、上流と言えばかっこいいのですが、いわゆる社内調整業務が多いことも特徴です。開発する前段階の調整作業が多く、人間関係も濃密です。この辺の作業を苦手とするならば、社内SEは骨の折れる仕事になるかもしれません。

 

もし、「開発に専念したい。」と思っているならば、社内SEにはならないほうがいいですよ。

 

3.技術力が上がらない

開発時間が少ないため、技術力が上がらないというのも後悔しがちなポイントです。これは最新技術を「知らない」とは別の意味です。社内SEは次期システムの選定をする上で、最新技術を勉強する機会は意外にあります。自分がまず試してみて、システムを選定しなければいけないので、そういった最新技術は積極的に学ぶ必要があります。

 

しかし、だからといって最新技術を取り入れたシステムを選定するかと言うとそうでもありません。なぜなら、運用やコストパフォーマンスについての責任を取らなければならないので、新しい技術を採用しにくいのです。仕様は自分で決めることができるため、苦手な技術や初めての技術を採用しにくいこともあります。

 

その結果、得意な技術に固執しがちで、新しい技術は「知っている」けれど、実際の内容に疎くなってしまうのです。「知ってはいるけど使えない」というやつです。

 

最近は、コストセンターである情報システム部は管理だけではなく、利益への貢献を求められています。ですから、リスクを恐れることなく最新技術を取り入れなければならないのですが、なかなか難しいですね。やはり、情報システム部のトップとしては、新システムが失敗するということを恐れますから、なかなかリスクのある最新技術は取り入れられないことが多いです。

 

そんな環境に、後悔するということもよくあります。

 

 

どうでしょうか?社内SEというと、「上流」「仕事をコントロールできる」「残業が少ない」といったメリットばかり注目され、実際になってみると後悔するというパターンが結構あります。

 

他社の社内SEや後輩がすぐにSIerに戻るということもありました。社内SEに転職を考えている人は、社内SEの特徴を知ってから転職しないと、後悔することになるかもしれないので、ご注意あれ。

 

新入社員のパソコンは新品がいいのか?

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PCのセットアップは大変

社内SEの仕事の一つに、社内のPCのセットアップがあります。転職者や故障時にはもちろん、新入社員が入社する4月には多くのパソコンのセットアップが必要となります。

 

現在は小さな会社にいるので数台で済んでいるのですが、大きな会社にいるときは数十台をセットアップしなければいけないため、3月は大変でした。そんな新人用のPCセットアップについて書きたいと思います。


自分が新人の時は…

さて、皆さんの新人の時に付与されたパソコンは、新品でしたか?それとも誰かが使用した後の中古品でしたか?

 

自分が最初に勤務した会社は、システム開発の会社でした。そこで付与されたのは、思いっきり使い古されたパソコンでした。もちろん古いため、スペックも一昔前のものでした。ですから、システム開発のためにいろいろなアプリケーションを入れるたびに容量が不足したり、動作が重くなったりと大変だった記憶があります。

 

余談ですが、そのPCはPentium3のメモリ64MB、ハードディスク50GBくらいだったかと記憶しています。今じゃありえないスペックですよね。

 

効率と生産性の観点から

当時は、「自分は新人だし、古いパソコンで当たり前なんだ。」と思っていましたし、それが普通だと思っていました。しかし、そのあとに転職すると、転職者や新人に新しいPCを付与する会社が多いことに気づきました。

 

現在の会社も、新人には新しいPCを買っています。そこそこのスペックを買うため、先輩よりも新人が性能のいいパソコンを使っているというわけです。その是非について色々と思ったので、今回の記事を書きました。

 

新人が先輩よりもいいスペックのPCを使うということはどうなんでしょうか?自分としては、「新人のほうが先輩より、仕事の効率や生産性は低いはず」という前提のもと、まずは先輩の中で古いパソコンを使っている人に新しくてスペックの良いPCを付与して、古いPCを新人に回せばよいのではと思っていました。

 

上司に話してみた

しかし、現在の会社は新人に新しいパソコンを付与しています。

「それってどうなんでしょう?」

的な話を上司にしたのですが、上司の答えはシンプルでした。


「生産性とか効率とかそんなの関係ないんじゃない?会社としては大事な新戦力を迎入れるという気持ちをあらわしているだけだよ。だって、初出社の日に、自分のデスクに新しいパソコンがあったら誰だってうれしいだろ?自分は歓迎されているんだ。よし頑張ろう!って気になるだろ?ただそれだけだよ。」

 

「みんな新人の時に同じくパソコンを用意してもらっていたから、自分のより新人のほうがいいパソコンでも文句言うやつはいないよ。」


なるほど。自分の浅さに気づいた出来事でした。

 

 

公共職業訓練(ポリテクセンター)の入所試験の合格発表

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一年ぶりの更新

 

前回の更新よりずいぶんと時間がたってしまいました。最後に更新したのは 2016/03/01なので、約一年ぶりということになります。一年たちましたがもちろん無職…………………………なわけもなく、現在は就労しています。

 


なぜ更新するのか?

 

なぜ一年ぶりに更新しようかと思ったかというと、このブログに来てくださる方が意外に多くて、今まで書いてきたことって、それなりに需要あるんだなと思ったからです。無職から職業訓練を経て就職した経験っていうのは、だれでも体験することではないし、それなりに貴重なんだと思い、その記録を残しておかないとと思ったのです。

 

自分は今後、無職に戻るつもりはないのですが、会社を辞めたくなった時に「ああ無職の時はこんなこと考えていたのね」という使い方もあると思います。

 

合格発表

さて、最後に書いた記事の続きを書いていきます。ここからのエントリーはしばらく回顧録になります。リアルタイムで書いておけばよかったと思ったり。

 

以前、入所試験を受けたところまで書きましたが、1週間くらいだったろうか、しばらくして郵便で合格発表がありました。合格発表なんて大学以来で、多少緊張して通知を待っていました。

 

郵便でやってきた封筒には「合格」という内容が書いてありました。何とか職業訓練に合格したのです。

 

筆記試験は手ごたえがあったのもの、面接試験では結構突っ込まれて聞かれたものの、うまく答えられなかったので、合格の可能性は半々くらいかなと思っていました。なので、素直にうれしかったです。

 

「勉強できることがうれしい!」

 

という気持ちはあまりなくて、

 

「とりあえず半年は就職しなくても食っていける…」

 

というのが正直なところでした。…職業訓練を受ける人の本音じゃないでしょうか。

 

 


次回は入所式について書きます。

 

 

 

公共職業訓練を受けるためにポリテクセンターで入所試験を受けてきました

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某日、公共職業訓練を受けるために、ポリテクセンターで行われた入所試験を受けてきました。その時の実録レポートです。これから試験を受ける人の参考になればと思います。

 

「試験つったって、たいしたことないんでしょ?」

 

そんな舐めた気分でポリテクセンターに向かいました。

 

服装は迷ったのですが、ハローワークの担当の人に聞いたところ

 

「スーツが無難です」

 

というアドバイスをいただいたので、普通のスーツで行きました。
…これが功を奏すことに。

 

試験会場であるポリテクセンターに到着、受付を済ませ二階の広い会場にはいりました。

 

会場に入ってみると、思ったより人がいます。
こりゃあ、結構な倍率になるなあと思ったのでした。

 

ポリテクセンターの入所試験は、学力試験と面接です。

 

まずは学力試験です。数学・国語などの簡単な問題でした。
簡単すぎて拍子抜けです。漢字以外は正解だったんじゃ…

 

モノづくりの学科らしく、図形の把握問題なんかもありました。
また、学科の最後には注意力のテストがありましたが、こちらもまったく問題なし。

 

「これじゃあ優劣つけられないよな…」

 

というわけで、重要なのは面接なのかもしれません。


続いて面接試験。

こちらは複数の面接ブースがありますが、基本的に個別面接なので、時間がかかりました。

 

私は最後のほうだったので、結構待ちました。

肝心の面接ですが、結構突っ込んで聞かれます。

 

覚えているのは以下のような感じ。

  • 自己紹介。
  • 経歴についての質問。
  • なぜこの職業訓練を受けるのか?
  • 卒業後はどんな仕事に就きたいのか?
  • 応募書類にチェック欄があったが、何か覚えているか?
  • 科目に関する最近の気になるニュース。
  • 受講に関する質問はあるか?

時間は15分でした。

 

面接官の点数シートみたいのが見えたのですが、そこにはしっかりと服装の欄があり、

 

「スーツ○」

 

みたいなことが書かれていました。
よかった、スーツ着てきて。

 

そんなこんなで面接も終わりましたが、あまりよく答えられず…
ちょっと自信がなくなりました。

 

次回は、結果発表について書きます。

 

 

札幌で転職活動中の無職が、公共職業訓練に申し込んでみた

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職業訓練について書いてみます

無職生活も長くなってきて、ちょっと懐も寂しくなってきました。

 

わたくし、自己都合退職なので、3か月間は雇用保険がおりません。現在3か月目に入ったばかりなのでもう少しなのですが、待ちきれなくなってきました。

 

そんなわけで、今回は公共職業訓練に申し込んでみました。

 

今回は、札幌で職業訓練を受けたいと思っている人向けに、職業訓練について書こうと思います。

 

職業訓練は失業者の場合、ほぼ無料で職業にかかわる訓練を受けられるという制度です。無料って素晴らしいですよね。

 

二つの職業訓練制度

職業訓練って、大きく二つの制度があるってご存知ですか?私はまったく知りませんでした。

 

一つ目は「公共職業訓練」。これを受けることできるのは、雇用保険に加入していた人のみです。これを受けている間は、雇用保険の失業手当と同じように一定の補助が下りたり、交通費が支払われたりします。

 

期間は様々ですが、概ね6か月です。この間、失業手当と同等の受給がおこなわれるというわけです。失業保険は3か月間の需給ですので、それよりも3か月間長くもらえるので、お得?なわけです。

 

しかも、雇用保険の失業手当受給期間と公共職業訓練がかぶっている場合は、それだけ受給期間が伸びるはずです。

 

つまり、3か月の失業保険受給中で、残り1か月くらいというところで公共職業訓練を受けると、おおよそ2か月+6か月くらいの受給が可能になったりするわけです。

 

無職の期間が長期化する場合は、強い味方になりますね。

 

しかし、札幌では「公共職業訓練」ってあまり種類がありません。

一番メインとなるのが、琴似にあるポリテクセンターでおこなわれるもので、ものづくりや電気・機械関係の訓練がメインとなります。

 

あれ?たしか事務とか介護とかPCの訓練ってなかったっけ?という方、それは「求職者支援訓練」です。

 

二つ目の「求職者支援訓練」というのは、雇用保険に入っていなかった人や、失業手当を受給後も就職できなかった人を対象とした訓練のようです。

 

とはいえ、離職後すぐに求職者支援訓練を受けることは可能です。しかし、公共職業訓練のような受給や補助のメリットはありません。受講料はほぼ無料ですが、交通費は自腹ですし、日々の補助もありません。

 

私も勘違いしていたのはそこでした。失業手当の受給前に求職者支援訓練をうけても、金銭的なメリットはほとんどないということですね。

 

真に勉強だけを目的とするのであれば求職者支援訓練でもいいのですが、失業手当を目的とするのであれば公共職業訓練しかないというわけです。

 

 公共職業訓練に申し込んでみた

というわけで、まあちょっとしか興味はないのですが、公共職業訓練を申し込んでみました。

 

申し込みは、ハローワークで行います。まず、ハローワークで「公共職業訓練を受ける必要がある」という認定をもらうことが必要です。

 

ポリテクセンターでの公共職業訓練は試験があるのですが、その前段階としてハローワークの担当者に許可をもらうということが必要なのです。

 

「まあ適当な理由を言っておけば、大丈夫なんでしょ?」

 

と思っていた私。これが大間違いでした。

 

「どうして職業訓練を受けなければならないのか」

「どのような業種・職種につきたいのか」

「どんな会社を受けようと思っているのか」

 

ハローワークの職員にガンガン質問されて、たじたじな自分。

思っていたよりも、執拗に聞いてきます。

 

間違っても、

 

「ただお金がほしいだけです~えへ♪」

 

なんていえない雰囲気。

 

なんとかしどろもどろで説明するも、今度は願書に志望動機を書いてきてくれという指令。本当に大変でした。

 

そんなわけで、試験の全段階で疲れた私でした。

 

次回は、ポリテクセンターでの試験について書こうと思います。