札幌ではたらく情シスのブログ

札幌で働く情シス/社内SEです。3DやxR・ドローンにはまっています。中小企業診断士試験受験生。

情シスあるある30選 毎日聞く「あのセリフ」と問い合わせを減らす仕組み


「すみません、パソコンが壊れたみたいで」

月曜の朝、この一言から一日が始まる。席まで行って再起動すると、何事もなかったように動き出す。お礼を言われ、自席に戻る途中でまた呼ばれる。

情シスをやっていると、聞くセリフはだいたい決まってくる。数えてみたら30個くらいあった。せっかくなので並べてみる。

毎日聞く「あのセリフ」30選

トラブル編

  1. 「パソコンが壊れました」(再起動で直る)
  2. 「ネットが遅いんですけど」
  3. 「何もしてないのに動かなくなった」
  4. 「エラーが出たけど、閉じちゃいました」
  5. 「プリンターが印刷しないです」(別のプリンターに送っている)
  6. 「Wi-Fiにつながらない」(機内モード)
  7. 「画面が真っ暗です」(モニターの電源)
  8. 「Excelが固まった」(ファイルが30MBある)
  9. 「メールが届かない」(迷惑メールフォルダにいる)
  10. 「昨日まで使えてたのに」

アカウント編

  1. 「パスワード忘れました」
  2. 「パスワードの変更を求められたので、前のに戻したい」
  3. 「ロックがかかりました」(入力5回目)
  4. 「スマホを機種変したら認証できない」
  5. 「共有フォルダが見えません」
  6. 「退職した人のファイルってどこですか」
  7. 「新しい人が明日から来ます」(明日)
  8. 「IDって何でしたっけ」
  9. 「Teamsに入れないです」
  10. 「このメール、開いて大丈夫ですか」(もう開いた)

なんでも屋編

  1. 「これ、情シスさんの担当ですよね」
  2. 「会議室のテレビが映りません」
  3. 「複合機の契約っていつまでですか」
  4. 「家のパソコンも見てもらえますか」
  5. 「Excelでできるでしょ」
  6. 「ちょっとだけいいですか」(ちょっとで終わらない)
  7. 「急ぎじゃないんですけど」(急ぎ)
  8. 「前の人はやってくれました」
  9. 「詳しい人に聞けって言われて」
  10. 「ITのことはよく分からないので」

書いていて、少し胃が痛くなった。

なぜ同じ問い合わせが繰り返されるのか

聞いてくる人が悪いわけではない。たぶん、調べる場所がないのだ。

社内のどこを見れば答えがあるのか分からない。だから一番手っ取り早い「情シスの人」に聞く。聞けば答えてくれるので、次も聞く。こちらも答えるたびに、同じ説明だけ上手くなっていく。

ひとり情シスだと、これがそのまま一日の時間を削っていく。対策は気合いではなく、仕組みのほうに置くしかないと思う。

現場でやっている工夫

1. よくある質問は、答えを1か所に置く

問い合わせを1週間メモしてみると、上位の10個くらいで大半が埋まっていたりする。その10個だけ、社内ポータルやチャットの固定メッセージに答えを書いておく。

最初から立派なFAQを作らなくていい。「再起動しましたか」を一番上に書くだけでも、呼ばれる回数は少し減る。

2. パスワードは、本人に戻してもらう

パスワード忘れとロック解除は、件数のわりに中身がほとんど同じ作業だ。Microsoft 365 ならセルフサービスのパスワードリセットを有効にでき、Google Workspace にも利用者が自分で復旧できる設定がある。

最初に復旧用の連絡先を登録してもらう手間はかかる。ただ、一度回り始めると、朝イチの「ロックがかかりました」がかなり静かになる。

3. 返信はテンプレートにしておく

「プリンターの確認手順」「新しい人のアカウント申請」など、毎回同じことを書いている返信は、テンプレートとして保存しておく。辞書登録でもメールの定型文でも何でもいい。

ついでに、新入社員のアカウント申請は「何日前までに」と期限をテンプレートに入れておく。明日来る人の話を、今日聞かないために。

まとめ

情シスあるあるは、笑い話であると同時に、仕組みが足りていない場所の目印でもある。同じセリフを3回聞いたら、そこが手を入れどころなのだと思う。

偉そうに並べたが、自分のFAQもまだ半分くらいしか書けていない。まずは今週の問い合わせを、メモに残すところから始めてみます。