新入社員のパソコンは新品がいいのか?
PCのセットアップは大変
社内SEの仕事の一つに、社内のPCのセットアップがあります。転職者や故障時にはもちろん、新入社員が入社する4月には多くのパソコンのセットアップが必要となります。
現在は小さな会社にいるので数台で済んでいるのですが、大きな会社にいるときは数十台をセットアップしなければいけないため、3月は大変でした。そんな新人用のPCセットアップについて書きたいと思います。
自分が新人の時は…
さて、皆さんの新人の時に付与されたパソコンは、新品でしたか?それとも誰かが使用した後の中古品でしたか?
自分が最初に勤務した会社は、システム開発の会社でした。そこで付与されたのは、思いっきり使い古されたパソコンでした。もちろん古いため、スペックも一昔前のものでした。ですから、システム開発のためにいろいろなアプリケーションを入れるたびに容量が不足したり、動作が重くなったりと大変だった記憶があります。
余談ですが、そのPCはPentium3のメモリ64MB、ハードディスク50GBくらいだったかと記憶しています。今じゃありえないスペックですよね。
効率と生産性の観点から
当時は、「自分は新人だし、古いパソコンで当たり前なんだ。」と思っていましたし、それが普通だと思っていました。しかし、そのあとに転職すると、転職者や新人に新しいPCを付与する会社が多いことに気づきました。
現在の会社も、新人には新しいPCを買っています。そこそこのスペックを買うため、先輩よりも新人が性能のいいパソコンを使っているというわけです。その是非について色々と思ったので、今回の記事を書きました。
新人が先輩よりもいいスペックのPCを使うということはどうなんでしょうか?自分としては、「新人のほうが先輩より、仕事の効率や生産性は低いはず」という前提のもと、まずは先輩の中で古いパソコンを使っている人に新しくてスペックの良いPCを付与して、古いPCを新人に回せばよいのではと思っていました。
上司に話してみた
しかし、現在の会社は新人に新しいパソコンを付与しています。
「それってどうなんでしょう?」
的な話を上司にしたのですが、上司の答えはシンプルでした。
「生産性とか効率とかそんなの関係ないんじゃない?会社としては大事な新戦力を迎入れるという気持ちをあらわしているだけだよ。だって、初出社の日に、自分のデスクに新しいパソコンがあったら誰だってうれしいだろ?自分は歓迎されているんだ。よし頑張ろう!って気になるだろ?ただそれだけだよ。」
「みんな新人の時に同じくパソコンを用意してもらっていたから、自分のより新人のほうがいいパソコンでも文句言うやつはいないよ。」
なるほど。自分の浅さに気づいた出来事でした。